2012年6月3日日曜日

理科ハウス/理科ハウス日記


2010年12月26日 (日) (NO.257)

「ろうそくの科学」実験ショー

今年最後の日、「ろうそくの科学」実験ショーを行いました。

この、ろうそくを使った実験は、私(山浦)が大好きな実験で、昨年は少人数で不定期にやっていたもの。

今年は改良を加え、みんなで楽しめるショー形式にしてみました。

火を使うだけあって、みんなの喰いつきようといったら半端ないですね。

予測する→確かめる を繰り返しながら、炎の不思議にせまっていきました。

実はこの実験、今から150年ほど前、イギリスのファラデーという科学者が、科学の楽しさを伝えようとクリスマスの時期に行った実験なのです。

もちろん理科ハウス風にアレンジしていますが。

「宇宙船の中でろうそくに火をつけたら、炎はどうなるか?」の実験では、

実際に無重力に近い状態を作って、観察に成功!

おおいに盛り上がりました。

来年のクリスマスもまたやりますよ!

理科ハウス 山浦安曇

  

        ろうそくのあたたかい炎を囲んで

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2010年12月25日 (土) (NO.256)

クモの網に魅せられました!

『クモの網に魅せられて展』、終了しました。

2か月足らずの短い期間でしたが、たくさんの方に観ていただくことができました。

日本画でクモの巣を描きたいので、実物をよく見てみたいという方。

クモの網を模したパラグアイの編み物『ニャンドゥティ』を日本で紹介していらっしゃるという方。

畑で見かけるクモの名前を教えてほしい、という方。

クモって、なんだかんだいって身近な生き物なんですね。

特に嬉しかったのは、「クモなんて気持ち悪いと思っていたけど、見方が変わった。親しみが湧いてきた!」

と言ってもらえたこと。

クモの網は、生き物の世界をのぞく窓でもあるのです。

この年末の大掃除でクモを見かけることがあるかもしれませんが、きっと今までとは違った視線で接することができるのではないでしょうか。

クモの網標本を快く貸してくださった船曳和代さん、

クモの生態写真を提供してくださった田中和徳さん、

ありがとうございました。

クモの網は、昆虫だけでなく、人の輪までもからめとってしまったようです。

理科ハウス 山浦安曇

  

               

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2010年12月22日 (水) (NO.255)

速報!『枝毛の研究』

「枝毛が見たいから顕微鏡貸して!」と学校帰りの中学生。

「すごーい、裂けてる!」 「ごぼうみたい」と大興奮。

こうなったらいろんな毛を見てみようと、

縮れ毛、まつ毛、眉毛などありとあらゆる「毛」を観察してみました。

毛根が髄からにょろりと出ている様子はかなりインパクトあり。

「キューティクルは見えないかな?」「電子顕微鏡でないと無理じゃないのー」

館長の「しらが」を400倍でのぞくと、なんと、うろこのようなキューティクルが見えたのです!

「髪の毛って、こんなふうになっているんだ・・・へぇ」

ほんの思いつきで始めた観察ですが、発見がいっぱいです。

おもしろいので、毛の観察コーナーを設けることにしました。

みなさんも、自分の毛を見てみませんか。

理科ハウス 山浦安曇

  

           この調子でいくと、いつか新発見をするかも・・・

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2010年12月22日 (水) (NO.254)

月食、残念でした!

昨日の夕方、曇り空をうらめしく眺めた方はさぞ多かっただろうと思います。

晴れていれば赤い満月を見ることができたのです。

皆既月食も見たかったですが、私が見たかったのは部分月食です。

理科ハウスには地球と月の大きさと距離をあらわした展示があります。

この展示を説明するときに、

「地球と月はどっちが大きいですか」と聞くと、

「月!」と答える人が少なくありません。

本を読んだり人に聞いた知識ではなく、月の大きさをどうやって知ってもらえばいいのでしょう。

いったい、昔の人はどうやって知ったのでしょう。

それは月食だったのです。

月食では地球の影が月の上に重なります。

部分月食を見れば地球が大きいことがひと目でわかるのです!

地球と月の大きさ比べのできる部分月食をこの目でぜひ見たいものです。

次に逗子で観察しやすい月食は来年の12月10日です。

今度は晴れますように!

理科ハウス 森裕美子

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2010年12月12日 (日) (NO.253)

サイエンスカフェ「自然保護の真実 PARTⅡ」 by 倉持卓司さん

今回は、7月28日に行った「自然保護の真実」のPARTⅡです。

なぜ、同じテーマで2回もやったのかというと、

現在行われている自然保護の事例を、もっとたくさん見ていただきたかったからです。

前回のお話は、ホタルやサケの放流。植樹、校庭の緑地化、EM菌でした。

今回、倉持さんが問題提起してくださったのは、ウミガメ保護とアマモの移植の話です。

「卵を産みに上陸!」と毎回騒がれるウミガメですが、

卵の移植、人工孵化、放流など、本来のウミガメの生態からかけはなれた人間に都合のよいイベントになってしまっていること。

打ち上げられたウミガメの死体を埋める行為が、

もともとそこに生息しているヒョウタンゴミムシやハマダンゴムシなどの小さな生き物の環境を奪ってしまっていること。

その生き物が生態学的にどの位置にあるのか、それを支えるより小さな生き物が生息できる環境にあるのか、

を理解することが、保護の第一歩であるというお話でした。

今回の参加者の中でウミガメ保護にかかわっている方はいらっしゃいませんでしたが、

自分たちが関わっていない事例にも触れることで、かえって自分たちの活動を客観的に見ることができたのではないかと思います。

自然保護の問題は、一度話を聞いただけで理解できるような簡単なものではないでしょう。

生物学的にまだわかっていないところがたくさんある生き物を扱うこと自体、保護活動も一筋縄ではいかないはず。

しかし、生き物の生態を知る姿勢こそ、常に大切にしたいものです。


理科ハウスでは、このような場を、今後も第3回、第4回と続けていきたいと思っています。

たくさんの問題提議をしてくださった倉持卓司さん、ありがとうございました。

第1回と第2回のトークの内容は、資料として保存する予定。

現在テープ起こし作業をしていますので、詳しい内容については、お問い合わせください。

理科ハウス 山浦安曇

  

         たくさんの事例に触れながら、考えます。

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2010年12月11日 (土) (NO.252)

うれしいできごと

今日は午前中、町田の小学校に行ってきました。

10月に台風で延期になった(№235)実験ショーをやるためです。

いくつかの科学マジックを楽しんだ後、偏光板を使った簡単な工作をみんなといっしょに作りました。

楽しんでいただけたでしょうか。

保護者の方たちや校長先生、副校長先生にお世話になりました。

温かいお心遣いありがとうございました。

そして午後には、もうひとつうれしいできごとがありました。

いつもよく来館してくださる方から「いつも楽しませていただいているので」と現金で寄付をくださったのです。

本当にありがとうございます!

私たちにとって何よりの励ましになりました。

応援してくださっているという気持ちがずしりと伝わりました。

大事に使わせていただきます。

これからもがんばれそうです!

理科ハウス 森裕美子

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2010年12月6日 (月) (NO.251)

「あなを探そう!」自然観察会

先日4日(土)、「藤沢市みどりいっぱい市民の会」のみなさんに声をかけていただき、

藤沢市内にある新林公園で自然観察会を行いました。

テーマはズバリ、「あな」です。

葉っぱに開いているあな、木に開いているあな、地面に開いているあな・・・いつもと違った視点で自然を観察してもらいました。

見つけたあなは、

アジサイの葉の穴、カラムシの葉の穴、ムラサキシキブの葉の穴、

スギカミキリの脱出孔、さまざまな形の樹洞、

アリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫)の巣穴、アカネズミの穴、モグラの穴、

ドングリに開いた穴、蛹に開いた穴

などなど。

だれがあけたの? どうやって? 出てきた穴なのか、入っていった穴なのか。

なんのためにあけたの?

穴に手をいれたり、匂いをかいだり、じっくり観察しながら、考えていきます。

びっくりしたのは、私の予想する以上に、子どもたちが実にいろいろな穴を見つけてくれたこと。

(昔の人が開けた水路の穴までも!)

「あなをみつける」というわかりやすさが、探索意欲を増したのでしょう。

最後に観察したのは、木漏れ日の形。

枝や葉のすきまはいろいろな形をしているのに、地面に映る形はなぜみんな○(まる)なの?

木々のすきま(あな)がピンホールとなって、たくさんの太陽の像が映っているんですね。

とてもうれしかったのは、参加してくださった親子が翌日、新たに発見した穴の写真を持って理科ハウスにきてくれたこと!

だれも気づかなかったものに注目してみる視線がすばらしい!

また、季節を変えて観察してみると楽しいですよ。

また、声をかけてください。「あな研究家」として、出動します!

理科ハウス 山浦安曇

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2010年12月5日 (日) (NO.250)

にぼしの解剖ワークショップ

にぼしを解剖するって、どういうこと? という声が聞こえてきそうです。

スーパーで売っているにぼしは、「カタクチイワシ」という魚を煮て乾燥させたもの。

かちんかちんに乾燥していますが、手を汚さずに臓器をそのままの形で取り出すことができるすぐれた理科教材なのです。

しかも、魚類は最古のせきつい動物。動物の体のつくりを比較・観察するのに、これほどよい素材はありません。

取りだす臓器は、水晶体、脳、耳石、えら、さいは、心臓、肝臓、胃、腸、卵巣または精巣の10項目。

それぞれの位置を確認しながら慎重に解剖していきます。

ピンセットで小さいものを取りだすのは、なんだか研究者になった気分!

解剖するうちに、それぞれの臓器の働きや、つながりが見えてきます。

解剖した後は、他の動物の体と比較したり、進化の過程をたどってみたり。

小さな世界から大きな世界へと視点を広げていきます。

このワークショップ、一応11月で終了しますが、リクエストがあればまたやります!

理科ハウス 山浦安曇

  

           こまかいところまで、ていねいに取りだします。

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2010年11月30日 (火) (NO.249)

船曳さん、来館!

今日ははるばる姫路から、クモの網標本の作者、船曳和代さんが理科ハウスに足を運んでくださいました!

船曳さんとは電話やメールでのやりとだけで、お会いするのは今日が初めてです。

「こんにちは!」とドアを開けて入ってきた船曳さんは、なんだかずっと前からの知り合いみたいな感じ!

どーも、どーも、と挨拶もそこそこに、さっそくクモ談義がはじまりました。

神武寺から理科ハウスに来るまでの間に観たクモの話。

ゴミグモの網を採った時のおもしろエピソード。

クモに寄生するハエの研究の話。

標本が、生き生きと物語をかたり始めたように感じました。

今回の展示にクモの写真を提供してくださった田中さんはじめ、

クモ好きの方が理科ハウスに集まり、

情報交換に花が咲きました。

たくさんの人にクモ網の標本を見てもらって、身近な生き物の暮らしに気づいてほしいと、船曳さん。

そこで、12月12日までの予定を25日まで延長して、展示することになりました!

このあと、標本は関西の博物館に移動します。

関東の方、ぜひこの機会をお見逃しなく。

理科ハウス 山浦安曇

  

  荷造りひもでつくった巨大クモの網の下で記念撮影

 

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2010年11月27日 (土) (NO.248)

サイエンスカフェ「もしも寺田寅彦がここにいたら」

今日は池内了さんを招いてのサイエンスカフェ。

池内さんは寺田寅彦に関してたくさんの本を書いておられます。

そんなにのめりこんだ寺田寅彦の魅力は何だったのでしょう。

寅彦の研究の話、お父さんの話、戦争についての考え方が変っていく様子など、

どんな人生だったのかがほんの少し見えたような気がしました。

でも残念ながら時間が足りず、お話は前編だけで終わってしまったのです。

続きが聞きたい!

今回聞き逃してしまった方、朗報です。

今日の続きをまた理科ハウスでやってくださるとのことでした。

乞うご期待!

先生、ありがとうございました。

理科ハウス 森裕美子

  

   

   

    「現在、寅彦のような科学者はいますか?」という質問に、池内先生は?
  

 

  「Sukina Mono Itigo Kohi Hana Bizin Hutokorode site Utyu Kenbutu 1934.1.2」

       本日のおやつ。寅彦のすきなもの。もちろん、コーヒーつき。

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2010年11月26日 (金) (NO.247)

実験ショー「音のふしぎ」

昨日は町田の小学校に出かけて4年生のみんなといっしょに実験を楽しみました。

保護者の方たちもたくさん参加してくださいました。

テーマは音。音を消すにはどうすればいい?

音はどうやったら作れる?

いろいろ出た意見をもとに実験をしてみました。

どれも家でできるものなのでぜひ試してみてくださいね。

お手伝いしてくださったお母さん達、ありがとうございました。

遠いけど理科ハウスにもぜひ遊びに来てくださいね!

理科ハウス 森裕美子

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2010年11月23日 (火) (NO.246)

学園祭で実験ショー「くまのプーさんは空をとべるか!?」

今日は、東京都市大学の学園祭に呼んでいただき、実験ショーを行なってきました。

学園祭での実験ショーは初めて。どんな人たちが見に来てくださるのかとても心配でした。

開始10分前になっても数人しか集まらず、どうしようかと思っていましたが、時間になったらどんどん部屋に入ってきてくださって、いつのまにか会場はたくさんの親子で満席になっていました。

実験のテーマは、「くまのプーさんは空をとべるか!?」。

風船を使った新ネタです。

うまくいくかどうか心配だったのですが、実験は大成功。みなさんに楽しんでいただけたようでホッとしました。

何回も連絡をとってくれた実行委員の学生さん、音声を担当してくれた学生さん、どうもお疲れ様でした。

お互い、いい経験になりましたね。

また、どこかでお会いしましょう。

理科ハウス 森裕美子

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2010年11月16日 (火) (NO.245)

液体窒素の実験

知り合いから、液体窒素が残ったけど使いますか、との連絡が入りました。

液体窒素というのは科学実験ショーなどでよく見かけるとても冷たい(-196℃)液体です。

実験用の道具も貸してくださったのでさっそくやってみることにしました。

ふくらませた風船を液体窒素の液の中に入れるとあっという間に風船が縮んでいきます。

風船の中の空気も冷やされて体積が小さくなってしまうのです。

そしてチリチリという音をたてて風船はパリパリになってしまいました。

割りばしでつまんで取り出すとみるみるもとの風船のようにふくらみます。

おもしろくて何回もやりました。

液体窒素はどんどん気体の窒素になってしまうのでドライアイスと同じように保存しておくことはできません。

この実験をやってみたい人は18日(木)までにご来館ください(4時~5時の間)。

理科ハウス 森裕美子

 

  シャーペンの芯に電気を流して液体窒素に入れたり、超伝導の実験をしたり。

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2010年11月15日 (月) (NO.244)

最相さんからうれしいお知らせ!

9月26日のサイエンスカフェでお世話になった最相葉月さんからメールが届きました。

理科ハウス訪問記をエッセイで書いてくださったこと、

そのエッセイがミシマ社のホームページに載ったことを伝えてくださったのです。

ミシマ社は最相さんの著書「未来への周遊券」を出版している会社です。

力の入ったホームページなのでぜひ見てみてください。

最相さん、素敵なエッセイをありがとうございました。

ミシマ社掲載ページはこちら

理科ハウス 森裕美子

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2010年11月12日 (金) (NO.243)

職業についての授業@中学校

金曜日、今日は市内の中学校で1年生の職業についての授業に参加してきました。

私たちのほかには美容師さんや材木やさん、旅行会社の人、飲料会社の人、映像関係の方などが来ておられました。

理科ハウスの話を希望してくれた30人前後の生徒さんを前にして私の経験を話しました。

理科ハウスをどうして作ろうと思ったのか。

どんな仕事をやっているのか。

生徒さんからたくさんの質問があったので、それに答えたりしました。

ちゃんと話を聞いてくれてありがとう!

その後、空気の実験をして楽しみました。

みんな実験がほんとに好きだね!

ぜひ、理科ハウスに来て他の実験も楽しんでください。

待ってるよ!

理科ハウス 森裕美子

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2010年11月11日 (木) (NO.242)

玄関前で月観察会

夕方、南西の空にきれいな月が見えていたので、

玄関前に望遠鏡を持ちだして、観ることにしました。

セッティングをしていると、道を通る人も興味深々。

「何が見えるんですか?」

「ほら、あの月ですよ」

「見せてもらってもいいですか?」

「もちろんです!」


要素があります。

「わあ!月のでこぼこが見える!」

「すごい!ほんとに見えるんですね」

「僕、宇宙を見たんだよね」と小さな男の子。

学校帰りの中学生の女の子達や仕事帰りのお母さん、

散歩の途中のおばあちゃん、

おそばやさんのご主人などたくさんの方が立ち止まってくれました。

ついでに南の空の木星の説明をしたり、

地球がけっこう早く動いてることに話が及んだり、

ひとしきり理科談義を楽しみました。

このミニミニ月観察は月齢3日~12日月くらい、

天気のよい日にはやっているのでぜひのぞきにきてください。

理科ハウス 森裕美子

  

                通りがかりの人がみなのぞいていきます

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2010年11月6日 (土) (NO.241)

出前ワークショップ

今日は平塚市で神奈川県教職員のためのワークショップを行ないました。

理科ハウスにある展示物などをいくつか持っていき、先生方に体験していただきました。

「理科ハウスをご存知ですか?」と聞いたところ知っておられた方は、ひとりもいませんでした。。

残念なことですが、理科ハウスの知名度はまだまだですね。

参加してくださった先生の何人かが「近いうちにおじゃまします」と言ってくださいました。

ときには理科ハウスから飛び出して宣伝するのも大事ですね。

帰りに平塚博物館でプラネタリウムを見てきました。

今使われている投影機は新しいものと取り替えるために今月で引退するとのこと。

その後しばらくはお休みになってしまうそうなので、この投影機を見ておきたい方はぜひ行ってみてください。

理科ハウス 森裕美子

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2010年11月5日 (金) (NO.240)

どんぐり観察会

雨で2回も流れてしまった池子小学校のどんぐり観察会。

三回目の正直で、今日はみごとな青空です。

今回のテーマは、「どんぐりの達人になろう!」。

どんぐりというと「実」の部分ばかり注目してしまいがちですが、種類を見分けるためには「おわん」や「葉っぱ」を見なければなりません。

見分け方のレクチャーをしたあと、いざ公園に出発です。

見つけたら、理科ハウス特製「どんぐりポケット」の中に、入れてもらいます。

「芽がでてるどんぐり発見!」

「葉っぱにはぎざぎざがあるね」

「どの木から落ちてくるんだろう」

「お花はいつ咲くの?」

ちょっと見方を変えただけで、世界がぐーんと広がっていきます。

いつも遊んでいる公園ですが、4種類ものどんぐりが見つかりました。

それに、それに! よく観て探した結果、どんぐり以外の「実」もたくさん見つけることができたんです。

これは大きな収穫です。

これからみんなで図鑑で調べてみたいと思います。

理科ハウス 山浦安曇

  

                   どんぐりの達人になろう!

  

    これが、どんぐりベルトだ!

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2010年11月3日 (水) (NO.239)

とりたてらっかせい

近くの市民農園で畑をつくっているYさんが、収穫したばかりのらっかせいをもってきてくれました。

落花生は、その名のとおり、花が落ちて実が生るマメ科の植物です。

「へえー、らっかせいって、こんなふうになっているんだね!」

図鑑絵本と見比べながら、豆の付き方をじっくり観察しました。

スーパーで売っている身近な農作物も、どんな種で、どんな花が咲き、どこに実がなるのかなど、意外に知らないことが多いものですね。

とりたてのらっかせいはどんな味なんだろう?

そこで、急きょその場にいた方たちで味見してみることに。

とりたて、ゆでたてのらっかせいは、甘くて、さくさくして、とっても新鮮!

今日来た人たちは本当にラッキーでした。

Yさん、ありがとうございました。

理科ハウス 山浦安曇

  

    「花が落ちた後、土の中にもぐっていくんだって」

  

   とりたてのらっかせいは、最高! ビールがほしい! Yさん、ありがとうございました。

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2010年11月3日 (水) (NO.238)

「みんなのぎもん」に答える

来館する方から科学に関するいろいろな質問を受けることがあります。

その場で実験してみたり、図書室で一緒に調べたりしてお答えしていますが、

わからないときは専門の先生に聞くこともあります。

たくさんの質問を受けるうち、ひとりの疑問は、みんなの疑問でもあることに気づきました。

これらの疑問を共有できたらと思い、

『みんなのぎもん』コーナーを新設しました。

絵馬の形をしたプレートに疑問を書きこみ、掲示しておくと、

答えがわかる人が裏に答えをかいてくれる、という仕組みです。

さっそく何人かの子どもたちが「ぎもん」を書いてくれました。

「メダカの色が変わってしまうのはなぜ?」

「どうして台風は左巻きなの?」などなど。

「そうそう、それ、私も知りたかったのよねー」とみなさんがのぞきこんでいきます。

今日は「うちゅうにはてはあるのですか?」という小学生の質問に、

理科が得意という中学生が答えを書きこんでくれました!

科学を通して、知らない人同士が結びつく。

身近な疑問をみんなで考えあう。

そんな場づくりができたらいいなと思っています。

解答してくれた中学生、ありがとう。

またお願いしますね。

理科ハウス 山浦安曇

  

            絵馬の表に疑問、裏に解答。解決済みの絵馬には星印。

  

    質問に答える中学生。図書室で理科年表や資料使って調べています。すばらしい!

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2010年11月2日 (火) (NO.237)

クモの網に魅せられて

いよいよ企画展「クモの網に魅せられて」がはじまりました!

クモの網の標本をつくったのは、兵庫県在住で日本蜘蛛学会会員の船曳和代さん。

昼も夜もクモの網を探し続け、なんと2000枚もの標本をお作りになりました。

全国の博物館やギャラリーで展示され、写真集『クモの網』(INAXギャラリー)も出版されたこれらの標本を、

ご縁があって、このたび理科ハウスで展示する運びとなりました。

小さな体でなぜこんなに精巧なものができるのか。

その美しさは息をのむほどです。

クモ? 気持ち悪い!と言う人も、きっと見る目が変わることでしょう。

初日に来た近所のSちゃんの感想は、「私は、ギンメッキゴミグモだ・・・」。

クモの網に自分を投影するなんておもしろいですね。

どんな網かって? 

まあ、とにかく見にきてください。

「クモの網に魅せられて」展は、11月2日から12月12日まで。

観覧料おひとり100円(子どももおとなも) 2回目からは無料です。

おとなだけでいらした方は、別途入館料100円がかかります。

理科ハウス 山浦安曇

  

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2010年10月31日 (日) (NO.236)

「クモはなぜ足が8本なのか」 サイエンスレクチャー by 池田博明先生

「クモの脚はどこから出ているでしょうか?」

レクチャーはいきなり、クイズから始まりました。

私たちはクモのことをどれほど知っているでしょうか。

枝の間、部屋の隅、天井の隅っこ。

外だけでなく家の中にもすんでいる、もっとも身近な生きものなのに、

なーんとなく毛嫌いしてしまい、その暮らしぶりについては知らないことばかりですね。

「クモに近い生き物は?」

「クモはどこから網を作っていく?」

「クモの網はなにでできている?」

など、つぎからつぎへと出されるクイズに答えているうちに、どんどんクモワールドにひきこまれていきます。

美しいクモの網からも、生き物のつながりや進化の過程が見えてきます。

最初、本物のジョロウグモを見て「きゃー」と言っていた子も、最後には「進化」を考える研究者の目つきになっていました。

池田先生は、クモの達人になるためのコツ、クモ観察のグッズなど、達人への道も教えてくれました。

きっと明日から、クモが気になってしかたがないことでしょう(私がそうです)。

11月2日から、いよいよ「クモの網に魅せられて」展がはじまります。

クモの網を通して見る多様な生き物の世界をどうぞご覧ください。

理科ハウス 山浦安曇

 

  池田先生は、クモの網を食べたことがあるという。スゴい先生だ。

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2010年10月30日 (土) (NO.235)

理科ハウスの実験ショー

今日は町田にある小学校におじゃまして 科学であそびまショーをやることになっていました。

残念ながら台風が来て延期ということになりました。

学校の先生方やPTAの方々急な連絡作業などごくろうさまでした。

日をあらためて行きますから待っていてくださいね!

 

今年度はいつもより出張依頼がたくさん来ています。

あちこちで科学を楽しみたい!という気持ちがふくらんでいるのでしょうか。

私たちのような活動をしている仲間が全国にいます。

ぜひあちこちで楽しい実験ショーをお楽しみください。

そしてあなた自身が科学の楽しみを伝える伝道師になってみませんか。

 

11月19日(金)~21日(日)に日本未来館において『サイエンスアゴラ』が開催されます。

理科ハウス 森裕美子

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2010年10月17日 (日) (NO.234)

一日だけのガレージセール

逗子市のみなさん、今日は市民まつりにお出かけになったでしょうか。

キマグレンのコンサートもあり、人出はとても多かったようです。

市民まつりの行なわれる運動公園に近いということもあって、

理科ハウスでは毎年この日は、駐車場で店頭販売をすることにしています。

今日は朝から夕方まで、たくさんの方たちが買いに来てくれました。

「ここは不動産屋さんかと思っていました。おもしろそう!」

「気になってたんです。こんど上の子どもを連れて来ますね」

「大人も本を借りることができるんですか」

など、理科ハウスの存在を知ってもらうのにまたとないチャンスです。

それにいつも来てくれる方や、久しぶり~の方が理科ハウスの前を通りがかりに、

声をかけてくれたり、差し入れをくださったり。

寄ってくださった方々、ありがとうございました。

今日の収益を理科ハウス運営のために使わせていただきます。

これからも応援をよろしくお願いいたします。

理科ハウス 森裕美子

  

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2010年10月16日 (土) (NO.233)

まちかど観望会

2,3日前から、理科ハウスの前に望遠鏡を出して、月を観察しています。

月はちょうど月齢5~上弦の月。

雲がかかって見えないときもありますが、虫の音を聞きながらのお月見はなかなかおつなものです。

学校帰りの学生さん、わんちゃんのお散歩中の近所の方など通りがかりの人が、「どれどれ」とのぞいていきます。

毎日同じ時間にながめていると、月の動きや満ち欠けがよくわかりますね。

おととい、チリの落盤事故救出のTVニュースを見ていたところ、一瞬月が映し出されました。

チリの月は日本で見る月と反対側の方が欠けていました。

そうです!チリは南半球にあるからです。

知識として知っていても、両方いっぺんに観察できるチャンスなんてめったにありません。

次々と救出される方の笑顔と南半球の月を見れて、とてもうれしくなってしまいました。

天気のいい夕方は望遠鏡を出していますので、通りかかったら、ちょいとのぞいていってください。

理科ハウス 山浦安曇

  

    通りかかりの人がのぞいていきます。望遠鏡は寄付していただいたもの。感謝!

  

               10月16日の月。南半球では、右側が欠ける。 

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2010年10月11日 (月) (NO.232)

あなたはヒトになれるか!?

今日から名古屋でCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)が始まりました。

生物多様性ってなに?

そもそも生物の種類だって動物と植物と菌があることくらいしか知りませんでした。

実は生物は大きく6つのグループに分けられているのです。

ということで、新しい展示を作ってみました。

理科ハウスでは前から48億年の地球の歴史を、なが~いゴムを使って表現していました。

数字とところどころに色がついているだけのものです。

でも、これを使うといろんな話が展開していくのです。

恐竜ってどこから生まれたんだろう。

植物っていきなり生えたの?

生物のはじまりってなんだろう。

そこで、さらに最もシンプルな生物の進化系統図を作ってみました。

かんたんな質問に答えて進化の道を選ぶと、現在の生きている「ある生物」にたどりつきます。

どんな生物になるでしょうか?

ヒトに進化する道をたどることができるか、挑戦してみませんか。

理科ハウス 森裕美子

 

      まだまだこの先があります!

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2010年10月10日 (日) (NO.231)

進化するリカハウスイッチ

リカハウスイッチ(←ピタゴラスイッチのパクリです)が人気です!

そのひみつはどこにあるかというと、「調整のむずかしさ」。

エネルギーをうまく次に伝えていくためには、装置と装置をうまくつないでいかなければなりません

試行を繰り返し、確実に成功するくポイントを見つけていく。

これこそまさに科学技術の原点ではないでしょうか。

作りこまれたおもちゃではない分、子どもたち(いや、大人も!)にはとても魅力のようです。

今日は、市内にすむSちゃんが、音のなる装置を組み立ててくれました。

レールにそってバチがすべると、次々とコップにあたり、音が鳴る仕組み。

水の量を微妙に変えることで、音階をつくることができます。

みなさんも、リカハウスイッチをいじりに来てください。

理科ハウス 山浦安曇

  

                「水をたくさん入れると音が低くなるよ」

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2010年10月5日 (火) (NO.230)

あなたは北極星を見つけることができますか

理科ハウスの向かいにあるおそばやさんのご主人が、富士山麓で撮った星空の写真をもってきてくれました。

満天の星、とはまさにこのこと。

逗子の夜空とは比べ物にならないほどの星の数です。

昔のひとは、この星空を見て物語を紡いだのですね。

しかーし、いざ星を探してみようと思うと、これがむずかしい・・・。

あまりに星がおおすぎるのです。

でも、実際の星空から見つけるのって、けっこう楽しい!

そこで、この写真をつかって、星をみつける体験コーナーをつくってみました。

星座早見盤をじょうずに使うのがコツです。

はたして、あなたは北極星を見つけることができるか。

学校や塾で習った方法は、通用するのか!

ぜひ理科ハウスでトライしてください。

理科ハウス 山浦安曇

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2010年9月26日 (日) (NO.229)

サイエンスカフェ「世界一空が美しい大陸のはなし」

武田康男さん×最相葉月さん

今日、理科ハウスは武田さんと最相さんを結びつける仲人役でした。

武田さんにはぜひ理科ハウスに来てもらいたくて、南極にラブコールを送り「いいよ」というお返事をもらっていました。

あるとき、最相さんの著書『ビヨンド・エジソン 12人の博士が見つめる未来』 (ポプラ社)が私のところに届きました。

本の中で祖父・石原純の訳した『物理学はいかにして創られたか』(岩波新書)が紹介されていたからです。

これがきっかけで最相さんとのつながりができました。

次に瀬名秀明さんとの共著で出された『未来への周遊券』(ミシマ社)を読んでいたら、なんと武田康男さんのことが話題になっていたのです。

これは!理科ハウスがお二人をつなげなければ!と思ってしまったのでした。

新しい写真が映るたびに、参加者から「わぁー!」「きれい!」「すごーい!」のためいきが聞こえます。

極寒の地での体験を、直に聞くことのできるぜいたくを満喫しました。

南極の写真のどれにも圧倒されました。

お話を伺っているうちに南極のすごさよりも、だんだん武田さんのすごさにびっくりしてしまいました。

南極での生活、仕事、準備、心構え、どれも高いハードルがあるのです。

武田さんは長い間南極に行くのが夢だったこと、今までやってきたことは全部役にたったと話していました。

私が南極に行けたとしても武田さんのような写真を撮ってくることは絶対できないでしょう。

それは本当の空を見る目を持つ人だけが撮れる写真なのでした。

最相さんの「一年4ヶ月の南極生活でつらかったことはなんですか」との質問に、「短かったですね」と答えた武田さん。

南極への強い想いを感じたのは、私だけではなかったのではないでしょうか。

話が終わってからも、おふたりを囲んでおしゃべりの輪が広がりました。

武田さん、最相さん、すばらしい時間をありがとうございました!

武田さんは、30日(木)21時~23時 TBSテレビ「教科書にのせたい!世界のナゾ「神秘現象大解明スペシャル」に出演されます。

彩雲についての解説をされるそうです。

理科ハウス 森裕美子

  

  

           画像が変わるたびに、「うわー!」の歓声があがります!

 

 後半は、最相葉月さんのリードで話が進みます。ノンフィクションライターのエッジの聞いた問いかけで、


ここで、火星&月が夜空になって

 会話が深まっていきます。会場からも質問がポンポン飛び出します。

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2010年9月23日 (木) (NO.228)

リカハウスイッチ!

21日から装いを新たにスタートしました。

新メニューは、「リカハウスイッチ」。

そう・・・NHKの「ピタゴラスイッチ」のパクリです。

さまざまな動きを楽しめるこの装置は、いつかやってみたかった展示のひとつ。

ところがいざやってみると、むずかしいのなんのって。

見ている限りでは、とても簡単そうに見えるでしょう?

ところが、位置がちょっとずれただけで動きはすぐにストップしてしまうのですよ。

位置エネルギーをどうやって効率よく伝えていくか。

斜面の角度、摩擦、重さ・・・知らず知らずのうちに物理の世界にはまっていきます。

この装置、案の定、いきなり人気コーナーになりました。

みんなで工夫して、NHKに負けない装置を作り上げたいと思います。

ぜひ遊びにきてください。

理科ハウス 山浦安曇

 

  「よし、いけ!」「いいぞ!いいぞ!」うまくいったときは、周囲からも大歓声が起こります。

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2010年9月13日 (月) (NO.227)

ティッシュ箱の橋、新記録達成!

9月1日の日記にも書いた「ティッシュ箱でつくる橋」、ついについに新記録がでました!

挑戦したのは、Sさんきょうだい。

お兄さんは、獣医をめざす大学生。おとうとさんは、プロの棋士。

完成する直前、賑やかだった理科ハウスの中が一瞬静かになり、

みんなで息をのんでみつめました。

ついに最少7個で完成したとき、歓声がわきあがりました!

この橋づくりの楽しいところは、重心を常に意識してつくらなければならないこと。

れんが積みのようにつくる方法、がっちりつくっておいて無駄な箱を抜いていく方法、

アーチのように積んでいく方法・・・。

人によってまったく違う方法が編み出されるのがおもしろい!

ティッシュの箱さえあればできますのでぜひご家庭でもやってみてください!

理科ハウス 山浦安曇

 

   とうとう7個で完成。すばらしい! 

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2010年9月13日 (月) (NO.226)

あなだらけ展 終了しました

2ヵ月間にわたる「あなだらけ」展、大盛況のもと終了しました。

近所の方はもちろんのこと、遠くは九州や兵庫、千葉・埼玉・東京から。

また、大きな科学館のスタッフの方も、このちいさな科学館に足を運んでくださいました。

最後の土日は約100名もの方にお越しいただきました。

みなさんにこれまでにない新鮮な体験をしていただけるよう、

ひとりひとりにお声をかけてご案内いたしました。

混雑時にはご案内が十分できなったこともあったっけ。

身近にある「あな」から、見たことこもない「あな」まで。

なぜあいているのか、どうやってあけたのか、すべてをご自身で予想し、体験していただくことで、

科学的にアプローチする楽しさ、身近なものの中にひそむ不思議を味わうことができたのではないでしょうか。

あなは来館者からの持ち込みもあり、最後には75種のあなでいっぱいになりました。

今これらのひとつひとつをかたづけていると、みなさんとの楽しい会話が思い出されます。

さて、来年はどんな企画展になるでしょうか。実はすでに頭のなかにそのタネが芽生え始めています。

お楽しみに!

ご来館くださった方々、ありがとうございました!

理科ハウス 山浦安曇

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2010年9月4日 (金) (NO.225)

あなだらけ展 あと7日です

理科ハウスでは、毎年夏に特別企画展を開催しています。

2008年は、「みんなウンチ」展。

2009年は、「鳥になりたい!」展。

そして今年2010年は、「あなだらけ」展です。

夏休みということもあり、毎回企画展にはたくさんの方が訪れます。

その中でも、今回のあなだらけ展は過去最高の来館者数を記録しました。

「考えることが楽しい!」

「世界が変わって見えた!」と思っていだけるようにさまざまな工夫をこらしました。

なんども足を運んでくださる方もいらっしゃいます。

あなだらけ展は、9月12日まで。

未体験の方、ぜひご来館下さい。

理科ハウス 山浦安曇

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2010年9月1日 (水) (NO.224

サイエンスカフェ(9月26日)ゲストの最相葉月さんがTV出演

9月26日のサイエンスカフェ「世界一空が美しい大陸のはなし」にゲストとしてお招きしている最相葉月さんが、

9月2日(木)NHK BShi 20時から70分

9月9日(木)12時から70分(再放送)

に出演されます。

1997年に『Biomimicry』(邦訳07年)を刊行した科学作家ジャニン・ベニュスを、

最相さんが、アメリカ モンタナ州ミズーリに訪ねるという取材番組です。

ジャニン・ベニュスは、生物のデザインや構造、システムを模倣し産業に生かす、

バイオミミクリーを提唱し、2007年には英タイム誌の「環境の英雄たち」の一人に選出さ れました。

ご関心のある方はぜひご覧ください。

理科ハウス 山浦安曇

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2010年9月1日 (水) (NO.223)

橋をつくる

「川に橋をかけてください。ただし、川にはワニがすんでいるので、川の中に材料(箱)を入れてはいけません」

実はコレ、今理科ハウスで熱い戦いが繰り広げられているチャレンジコーナーなんです。

橋の材料にするのは、ティッシュの箱。川幅はティッシュの3倍の長さがあります。

用意されているのは20箱。

これだけで橋をかけるのもけっこうたいへんなのですが、

近所の小6男子が3日間通って、とうとう14個の橋に成功しました。

この記録を破ろうと、夏休みの間、何人もの方が橋づくりに挑戦しました。

そしてとうとう、つい最近8個の橋が成功!

その予想外の積み方に、びっくり!

みなさんも橋づくりに挑戦してみませんか。

(作り方はひみつ。自分の力で試してください。お顔は許可を得ていないので軽くぼかしました。でも、みなさんとてもよい表情をしていますよ)

    

      14個で完成。小6 Kくんの作品。
    

        11個の橋。この記録はしばらく破られることはありませんでした。

    

      きょうだいが挑戦。11個の橋。この満足げな表情を見て!

    

       親子で力を合わせて。11個。

    

        ついにでたー! 驚異の8個!

    

    親子3人でつくった橋。今までとはちがうパターン。12個。

    

   ちょっと川幅よりせまくなっていますが、6個。すばらしいバランス感覚に脱帽!

  

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2010年8月29日 (日) (NO.222)

ブラックホールをさがそう! 星空観望会は大盛況

「ブラックホールってほんとに見えるんですか?」と問い合わせがありました。

実は、ブラックホールは見ることができません。

でも、「あなだらけ展」を開催中の理科ハウスとしては、ブラックホールは取り上げたいテーマのひとつでした。

見えないのにどうしてあるって言えるの?

星が爆発すると穴になるの?

用意しておいたブラックホールクイズを読んだ人は頭の中が???でいっぱいになってしまったかもしれませんね。

 

7時過ぎに雲が出ていた空もみんなが来る頃には晴れてくれて、

東に夏の大三角、西にうしかい座のアルクトゥルスが現れました。

白鳥座の二重星アルビレオの見つけ方も教えてもらいましたね。

ブラックホールのある位置がわかったかな。

9時になろうとするころ、月を追いかけるように現れた木星を望遠鏡にいれました。

縞模様と、衛星がくっきり。

残っていた方たちは、ラッキーでしたね!

毎回お世話になっている高杉先生、

お手伝いをしてくれた大学生の市川さん、

参加してくれたみなさん、本当にありがとうございました。

理科ハウス 森裕美子

  

             星を探すときは、こうやって・・・高杉先生のレクチャー

  

    うわー、これホンモノの木星? すげえ! (木星の画像はのちほどアップします)

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2010年8月25日 (水) (NO.221)

理科ハウスでお手伝い

このところ理科ハウスのお手伝いをしに、小5女子が連日訪れてくれます。

こわれたパズルをもとにもどしたり、ゴミを片づけたり、

こまめに動いてくれて、大助かり。

そしてついに!展示解説までできるようになりました。

「人に伝える」という仕事は、自分がしっかり理解していないとできないこと。

彼女たちは、私たちの説明をしっかり聞き、メモにとって、

自主的に勉強したのです。

だれに言われることなく。

これが本当の学びではないでしょうか。

ちいさな学芸員の誕生です。

彼女たちの将来が楽しみ!

理科ハウス 山浦安曇

  

                 教える方も、教えられる方も 楽しそう!

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2010年8月24日 (火) (NO.220)

あな報告、ぞくぞく!

夏休み後半になり、「あなだらけ展」へうれしいニュースを持ってやってくる方が増えています。

新しいあなを見つけたんだけど、誰があけたのか教えて。

旅行先でセミのあなの観察をしたよ!

「あなだらけ」展からヒントを得て、自分で自由研究をしてみました!

うれしいですね。

実は、身近にある「あたりまえ」だと思っているものに注目し、

「なんでだろう?」と疑問をなげかけること、

それが、「あなだらけ」展のねらいだったのです。

なんでこんなところに穴があいているの?

なんでこの形なの?

どうやって掘ったの?

なんのために?

ちょっと視点を変えてみると、そこには今までまったく気づかなかった世界が広がっています。

「あなだらけ」展がきっかけとなり、身の回りで「不思議」をみつけたという報告、

主催者にとってこれほどうれしいことはありません。

「あなだらけ」展未体験の方は、ぜひどうぞ。

その瞬間から、世界が変わって見えますよ。

理科ハウス 山浦安曇

  

    

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2010年8月18日 (水) (NO.219)

テレビ神奈川「あっぱれ!KANAGAWA大行進」で紹介されました

8月14日、午前9時半。

デビッド伊東さんと三﨑幸恵アナウンサー他スタッフの方たちが、理科ハウスを取材してくださいました。

簡単な打ち合わせはあるものの、撮影はすべてなりゆきまかせ。

編集なしで、その日の夜8時55分から放映されました。

うれしいことに、

「テレビ見ました!」と来館する方が翌日殺到。

理科ハウスは連日大にぎわいです。

みなさんがいちばん気になるところはやはりトイレのようで、

始終、トイレの中から笑い声が聞こえてきます。

しばらくこのにぎわいは続くことでしょう。

たくさんのひとに理科ハウスの存在を知っていただくきっかけになりました。

デビッドさん、三﨑さん、スタッフのみなさんも、また遊びにきてください。

理科ハウス 山浦安曇

             大勢のスタッフで撮影は行われました。

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2010年8月15日 (土) (NO.218)

だんごむしLOVE

私たちが落ち葉の下などに見つけるダンゴムシはオカダンゴムシ。

田所さんが研究したのは海岸にいるハマダンゴムシ。

ハマダンゴムシは背中の模様がカラフルでびっくりです。

田所さんは、研究してわかったことをとてもわかりやすく説明してくれました。

ダンゴムシって冬眠するらしい、2年目に赤ちゃんを産む・・・など。

そして、海岸のダンゴムシが何回ブルドーザーにひかれたら死んでしまうのかという研究をしている人もおられる、という話。

子ども達は「えーっ! 残酷だ!」と口々に言っていたけど、

この研究は証拠として大事なデータなんだということを教えてくれました。

ダンゴムシって身近な生き物なのに、あまり研究されていないのが意外でした。

後半の「ダーウィンが来た!ウラ話」はとてもおもしろく、びっくりすることばかり!

撮影スタッフは?

撮影にいくときの荷物の量は?

苦悩の撮影現場について

ダジャレはどうやって生まれるか、などなど。

このテレビ番組のファンも多かったようで、みんな食い入るように聞いていました。

番組ができあがるまでの工程・・・企画→調査・取材→ストーリーづくり→撮影→編集

は、「伝える」ための大事なステップ。

自由研究で苦しむ子どもたちにも、おおいに勉強になったのではないでしょうか。 

あっという間の2時間、本当に楽しいお話でした。

田所さん、ありがとうございました!

理科ハウス 森裕美子

  

  

   質問がバンバン飛び出します! ダンゴムシを研究している小学生も茨城県から参加。

  

 おやつはダンゴムシクッキー。この日のために、「ベイビーズブレス」さんに特別に焼いてもらいました。

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2010年8月8日 (日) (NO.217)

鎌倉学園科学部のみなさん、ありがとう

昨年大好評だった鎌倉学園科学部のみなさんをお招きして、

2日間だけのワークショップを行いました。

メニューは、

手書きホログラム

卓上ホバークラフト

正六面体立体パズル。

「科学の祭典」などで出店経験豊富な科学部だけあって、

説明がとてもじょうず!

小さなお子さんにも手とり足とり丁寧に指導してくれました。

参加者も、自分だけのオリジナル作品を手に大満足の様子。

夏休みの自由研究にもなりましたね。

材料はすべて鎌倉学園科学部が用意してくれました。

重ねてお礼もうしあげます。

また来年もお願いしまーす!

理科ハウス 山浦安曇

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2010年8月6日 (金) (NO.216)

科学教育研究協議会からもどりました

全国からたくさんの理科の先生達が集まる、科学教育研究協議会全国大会に行って来ました。

私たちはそこで理科ハウスの周期表シャツやクリアファイル、テントウムシシールなどを販売しました。

たくさんの方に買っていただきとてもうれしかったです。

「理科ハウスのショップの売り上げで科学館を運営しています」と説明すると

「そんなのでやっていけるの?」という顔をされてしまいます。

これこそまさに世の中の理科離れ(この現象があるとしたら)を言い当てていると思いました。

周期表のシャツなんかたいして売れないでしょ? ということです。

酸素の分子模型のストラップや試験管のミニチュアアクセサリ。

そんなものをおもしろい!楽しい!好きだ!と言う人たちがもっともっと増えたら・・・。

大会ではそんな人たちがいっぱいでした。

日本ではそういう商品の数はまだまだ少なく、また買えるお店がすごく少なく、またそんな商品があることすらあまり知られていないのです。

理科ハウスは理科好きのためのショップをめざします!

こんなのほしいよというのがあったら教えてくださいね。

理科ハウス 森裕美子

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2010年7月28日 (水) (NO.215)

サイエンスカフェ─学校では教えない自然保護の真実─

本日準備したメニューは

放流セット(サケ・メダカ・ホタル)

ビオトープ

アマモの移植

EM菌

人工干潟

地球温暖化

植樹

校庭の芝生化

生物多様性条約 です。

さて、あなたはどのテーマに関心がありますか。

 

やはりというか、参加者の多数決で一番最初のテーマは「ホタルの放流」になりました。

話題提供者の倉持さんは「自然にはできるだけ手を加えなくていい」派。

「ホタルが減っているのをなんとかしたい」という意見にも「ぼくなら見守る」。

カワニナを増やすだけでは生態系はゆがめられた形になってしまいます。

「生態系を理解するきっかけにするため」、といいながらいつまでたってもホタルしか見ない活動になっていないでしょうか。

ひとつの種に注目し、シンボルとして保全するのは、真の自然保護になりうるのでしょうか。

 

自然の中に放置されたプラスチックゴミは除去すべきか?

「ゴミだって生きものの棲家として使われてたりするので悩むこともあるよ」と参加者。

倉持さんの話で驚いたのは、水質の汚れとは澱みや黒ずみではなく、小さな取りきれないプラゴミや眼に見えない有害物質のことだということ。

えーっ! じゃあ、私たちは汚れてしまった川や海の水をきれいにすることができるのでしょうか。

そもそも「ゴミ」とはなにか。

すべては私たち人間活動の根本にかかわってくる問題です。

 

サケの放流、EM菌、植樹・・・と話題は進みます。

とくに植樹の問題は、潜在自然植生を基準に再生することが、

はたして日本の国土にふさわしい行為なのか、という議論になりました。

参加者の多くが、ホタルを守りたい、里山を再生したい、木を植えたいなど

なんらかの自然保護活動に関わっていらっしゃるので、

具体的な活動の是非、それぞれの思いなどが噴出し、熱い議論になりました。

サイエンスカフェ後も、遅くまで議論が沸騰していました。

 

参加してくださったある学校の先生のつぶやき・・・「自然保護って、なんだか子育てに似ていますね。手を入れすぎると育たない。ほったらかしにすると相手が見えてこない。そのバランスの取り方が、『見守る』ということなのかな」

印象に残った言葉です。

まだ消化していないメニューが残っています。

この続きをやりませんかと投げかけたところ

参加者のみなさんから拍手が起こりました。

ぜひ2回目もご参加ください。


黄道とは何か

たくさんのご意見、お待ちしています。

理科ハウス 森裕美子・山浦安曇

  

   居酒屋風メニューで、興味のあるテーマを参加者が選ぶところから始まります。

  

  おやつは生態系ピラミッドクッキー。抹茶クッキーは生産者である植物。

  一番上のアラザンは? 考えながら積み上げてもらいました。

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2010年7月27日 (火) (NO.214)

「のぞいてください」

目の前にふしあながあったら、

あなたならどうしますか?

のぞきたくなっちゃいますよね。

あなだらけ展のスタートは、ふしあなのある壁からはじまります。

このまんなかにあるあなからのぞいてみると、なにが見えるでしょう。

実はこの壁の向こうに大きなピンホールカメラがあるんです。

ピンホールカメラでのぞいた外の風景は、ちょっとどこか変です。

どんなしくみになっているのか、ぜひ会場に来て確かめてください。

「のぞく」からはじまる「あなだらけ」展は、

「見る」

「くらべる」

「とおす」

「たたく」

「落とす」

「描く」

「聞く」

「調べる」

「抜く」と続いていきます。

あなに働きかけるのはあなた。

そこから新しい世界が広がっていきます。

理科ハウス 山浦安曇

2階にあがると、目の前にいきなりのぞきあなが!

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2010年7月17日 (土) (NO.213)

あな情報ぞくぞく

いよいよ注目の「あなだらけ」展がはじまりました!

道行く人がポスターの前で思わず立ち止ってしまう、へんてこなテーマ。

でも、会場に一歩足を踏み入れたとたん、たちまちあなの世界に吸い込まれていくでしょう。

初日に「あなだらけ展」をごらんになったご家族が、

早速「公園でモグラの穴を見つけたよ!」と報告しにきてくれました。

そして、あながどこまで通じているか掘ってみたとのこと。

「あなだらけ展」をきっかけに、新しい体験が増えることを期待しています。

「あなだらけ」展は、未知の世界に通じるあなに、あなたを導いてくれるでしょう。

この機会に、自分のみのまわりにあるあなを観察してみませんか。

あなただけが知っているあな情報もおまちしています!

理科ハウス 山浦安曇

 

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2010年7月13日 (火) (NO.212)

あなだらけの世界へ、ようこそ

みなさま、大変長らくお待たせいたしました。

今日から、夏の特別企画展「あなだらけ」が始ります。

地面にあいたあな、木にあいたあな、靴下のあな・・・

見渡してみれば、わたしたちのまわりはあなだらけ。

これらのあなはなんのために、どのようにしてあけられたのでしょうか。

あなた自身が「あな」にはたらきかけることによって、ふしぎなあなの世界のとびらが開きます。

展示期間は7月13日~9月12日まで。

この夏はみなさんで美しくなぞに満ちた「あなだらけの世界」をお楽しみださい。

ところで、みなさんにお願いがあります。

理科ハウスでは「理科室サポートの会」というボランティアを行なっています。

逗子市内の小・中学校の先生から要望があったときに理科室の整理や授業のお手伝いに行っています。

先日、池子小学校から依頼がありました。

日時は7月21日(水)午前9時~11時です。

今のところお手伝いの方の人数が足りず困っています。

ボランティアに参加していただける方は理科ハウスまでご連絡ください。

よろしくお願いいたします!

理科ハウス 森 裕美子

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2010年6月22日 (火) (NO.211)

一年でいちばん長い昼

昨日は夏至、太陽が出ていた時間は一年間で最も長く14時間33分ほどでした。

ところが、南極では一日中太陽が出ない日々(極夜)が続いているそうです。

そのかわり星を一日中見ることができる?のでしょうか。

行ったことのない私たちには想像もできない世界ですね。

南極に行き、今年の3月に日本に帰って来た武田康男さんがテレビに出演されます。

24日(木)夜7時~ TBS「教科書にのせたい! 驚異の映像50連発」 です。

武田さんの南極の写真はすばらしいですよ。

ぜひ見てください。

実は、武田さんは 9月26日(日)に理科ハウスに来てくださって、南極のお話をしてくださることになっています。

さらになんと! 作家の最相葉月さんもお招きしています。

乞うご期待!

理科ハウス 森 裕美子

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2010年6月15日 (火) (NO.210)

おかえりなさい! はやぶさくん

2010年6月13日、60億㎞の旅を終えた小惑星探査機「はやぶさ」が、地球に帰ってきました。

カプセルが地球に飛び込んで来る様子がTVニュースで報道されましたが、みなさんご覧になりましたか?

理科ハウスでは、2日前から「はやぶさ」のペーパークラフトを館内に展示しました。

「1億分の1の地球」展示にあわせて、はやぶさの現在位置も、きっちり1億分の1にセットしました。

実はこの展示、1か月前からやっていたんです。

もちろん1か月前は、地球から約13,000,000㎞のところを飛んでいましたから、当然館の外。

JAXAから毎日更新される「はやぶさの位置情報」を確認し、「はやぶさくんシール」を毎日少しずつ貼り替えていました。

はじめのころは、1日に少ししか動かなかったのに、

だんだんと距離が延びていきます。

そうです! 「はやぶさ」は加速しながら地球に向かっているのです!

そして、とうとう70万㎞になったところで、館内に突入。

ちょうど地球と月の倍の距離です。

来館者の中には、「はやぶさ」のことをご存じない方もけっこういらっしゃいましたので、

このペーパークラフトは大変役に立ちました。

はやぶさ本体は燃え尽きてしまったけれど、ペーパークラフトはしばらく館内に吊るしておこうと思います。

カプセルの中にははたして、「アレ」がはいっているのか。

「はやぶさ物語」は、まだまだ続きます。

理科ハウス 山浦安曇

 

  

   地球帰還、1日前の「はやぶさくん」。遠くに見える青い球が地球。あともう少しだ!

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2010年6月1日 (火) (NO.209)

10000万人、突破!

ゴールデンウィークが終わったなあと思っていたら、あっという間に6月になってしまいました。

みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

今日、理科ハウスの来館者数がのべ10000人を突破いたしました!

リピーターのみなさん、ありがとうございます。

遠くから来てくださった方々、ありがとうございます。

毎日来てくれるキミ、ありがとう!

ますます「理科」がみなさんの生活を豊かにしてくれるように、がんばりたいと思っています。

これからも応援をお願いします。

理科ハウス 森裕美子・山浦安曇

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2010年5月23日 (日) (NO.208)

科学館ガール!

理科ハウスでやっている実験を、学校のクラスでやってみたい、というMちゃん。

それならばと、実験の手順や、説明の仕方、問いかけのタイミングなどを直々に伝授しました。

理科ハウスで、実験を楽しむだけでなく、

自分で、しかもみんなの前でやってみたいなんて、すばらしい!

テレビや本などで紹介されている実験も、いざ自分でやってみたら、うまくいかなかったということってありますよね。

実は、うまくいかないところに、その実験の大事なポイントが隠れているんです。

Mちゃんは、自分でやることで、実験の難しさを知ったはず。

そして人に伝えるためには、自分が人よりもたくさん学ばなければならないことを知ったはず。

そして、本番に備えて、実際に来館者の前でやってもらいました。

とても堂々としていましたよ。

科学館ガールの誕生です!

  

               本番もうまくいくといいね!  

理科ハウス 山浦安曇

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2010年5月16日 (日) (NO.207)

Happy Birthday

今日は亀ヶ岡神社で行なわれたコミュニティーパークの2日目。

たくさんのお客さんが、理科ハウスのブースに立ち寄って、お買い物をしてくださいました。

2時からのステージでの実験ショーでは 金属パイプを使った音の実験を披露しました。

実は今日は理科ハウスの2回目のお誕生日だったのです!

それで、金属パイプを使って「ハッピバースデイ~トゥーユー~」をみんなで演奏してお祝いしました。

見に来てくださったみなさんありがとうございました!

2年間で理科ハウスはたくさんの方々に支えられて育ちました。

これからの成長も見守っていてください。

よろしくお願いします!

森裕美子 山浦安曇

  

  なんと、突然花束をいただいて、大感激。最高にうれしい日でした。

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2010年5月15日 (金) (NO.206)

コップと陶器分離プロジェクト 結果報告

みなさんからたくさんの案をいただいたしゅくだいの報告です。

コップの中の陶器はしっかりとはまっていてびくとも動きません。

隙間があったのでここに糸を通してひっぱりあげたりしましたがそれでも全く動きません。

これは暖めたり冷やしてもとれないのではないかと予想しました。

そこで案4の「水を入れて凍らせる」を試してみることに。

陶器の高さまでコップの中に水を入れました。

コップと陶器の隙間はかなりあります。

氷が膨張するにしても隙間があれば、氷はその隙間からはみでると考え、

その隙間を粘土でふさぐことにしました。

そしてコップを冷凍庫に入れておきました。

次の日、コップを取り出してみると、

なんとガラスのコップが割れていました!

水が氷になると膨張しますが、その力の大きさに改めてびっくり。

粘土を押上げるよりコップを割ってしまうとは!

粘土でふさいでいなかったらコップも割れずに済んだでしょうか。

こんな結果となってしまい残念でなりません。

こうしてたらどうだったろうかとあれこれ悩んでも、もう取り返しはつきません。

まだまだ勉強不足!経験不足!を痛感した一日でした。

案を出してくださったみなさん、ありがとうございました!

陶器は持ち主の方(コップは割れてもいいからと言ってくださっていました)に無事にお返しすることができました。

理科ハウス 森裕美子

コップは割れてしまったけれど、こちらは無事

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2010年5月10日 (月) (NO.205)

コップと陶器分離プロジェクト 

5月6日の日記にアップしたしゅくだいの件。

ぞくぞくとアイディアが寄せられています。

案1 中に氷を入れて冷やし、外側をお湯で熱する。

案2 コップを袋に入れ、コップの口が外側になるようにして振り回す。

案3 コップと陶器がはまっている部分を机の角などでたたいて、振動させる。

案4 陶器が入っている部分まで水を入れて、冷やす。氷の膨張で陶器が押し上げられる。

ひとりの人間では思いつかないアイディアがどんどん出てきます。

明日から 順番に実験してみます。

実験結果は日記でお知らせしますね。

他にもこれぞという案がありましたら、ぜひお寄せください。

ちなみに、コップと陶器の間には隙間があります。

理科ハウス 山浦安曇

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2010年5月6日 (木) (NO.204)

みんなのしゅくだい 

こどもの日は、たくさんの方にご来館いただきました。

庭にできたキジバトの巣の写真を持ってきてくださったご家族、

昆虫採集の成果を虫かごに入れて見せにきた幼児、

ヤゴ調査の同定のためにやってきた大学生、

東京から昆虫の調査にやってきた研究者。

みなさん、ここでたまたま出会った見知らぬ人同士。

ですが、自然に輪ができて、理科談義が始ります。

さらに、今日はこんなものを持っていらっしゃる方もいました。

画像をごらんください。耐熱ガラスに陶製の器ががっちりはまっています。

これをどうにかして、はずすことができないかとのこと。

さあて、どうするか。

その場にいた来館者と、知恵を出し合ってあれこれ方法を考えました。

熱したり、冷やしたり、振り回したり。

宇宙に行ける時代だ。とれないわけがない!

実はまだとれていません。

なにかいい方法はありませんか。

ぜひアイディアをお寄せください。

理科ハウス 山浦安曇

  

    このグラスから器をはずす方法を考えてください。

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2010年4月26日 (月) (NO.203)

つめた~い ワークショップ

「氷の世界をさぐる」ワークショップに、たくさんのご参加ありがとうございました。

楽しんでいただけたかな?

日常の展示の中ではなかなかできないドライアイスや氷を使った実験をしてみました。

物が固体・液体・気体っていろんな形に変る不思議さは温度ととても深い関係にあります。

「ドライアイスは固体からいきなり気体になっちゃってるねえ」

って問いかけたら大人の方も「あら、ほんとだ!」とちょっとびっくり。

あらためてじっくり考えるってこと、日常の中でもやってみませんか。

物がいままで感じていたものと、違って見えるかもしれませんよ。

 

ワークショップは希望が大変多かったのでまた計画したいと思っています。

すぐ定員になっちゃうから、申し込みはお早めにね!

理科ハウス 森裕美子

 

 

   ドライアイスを入れたポリ袋をもって、自己紹介。きゃー早くして~!

 

   過冷却の実験。温度がマイナスになっても凍らない!

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2010年4月23日 (金) (NO.202)

ご寄付ありがとうございます

今日、逗子ロータリークラブから多額の寄付をいただきました!

(2月17日の日記参照)

感謝の気持ちでいっぱいです。

理科ハウスは、他にも数人の方々から寄付をいただいています。

本当にありがとうございます。

国の財政が破綻している今、科学が文化として成り立つための資金は誰が背負えばいいのでしょう。

理科ハウスの運営はどうやってるの? と聞かれることがあります。

ツイッターで打ち明けたら「そうだったのか!」と言われました。

実は義父・森一郎の著書「試験にでる英単語」(青春出版社)などの印税が資金源です。

このシリーズの参考書は今でも書店で販売しています。

売り上げの一部が理科ハウスの運営資金となります。

「シケ単」を買って理科ハウスの支援につなげていただけるとうれしいです!

理科ハウス 森裕美子

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2010年4月19日 (月) (NO.201)

お待たせいたしました! 明日からオープンです

一週間のお休みをいただいていましたが、明日から開館いたします。

休館中は国立科学博物館の大哺乳類展に行ったり、横浜にある「未来図鑑」という科学おもちゃのお店を訪ねたり、

情報収集に努めました。

皆さんは新年度が始まってどのように過ごされていますか。

すごく寒い日があって体調が狂ってしまいそうでしたね。

ところがこんな寒さでも理科ハウスの建物の中はとても暖かくストーブも必要ありませんでした。

これは建物全体が断熱材で覆われているためです。

エネルギーを節約できるありがたい構造です。

こんな建物に興味のある方もぜひ理科ハウスを体験しに来てください。

明日からの展示は「花粉から発芽」「ホンモノはどれかな?」「酸とアルカリ」などです。

お楽しみに!

理科ハウス 森裕美子

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2010年4月3日 (土) (NO.200)

500万年前にタイムスリップ

化石クリーニングコーナーでは、いつも何人かが化石をほじほじしています。

はじめはどれが化石がわからなくても、顕微鏡でのぞきながら探しているうちに、次第に見えるようになってきます。

これまでに出てきた化石は、サンゴ、フジツボ、ウニ、巻貝のなかま、二枚貝のなかま、サメの歯、エイの歯など。

先日はついにオキナエビスがでてきました。

出てきた化石の断面が、どの部分なのか想像するのも楽しいものです。

楽しくて、やみつきになって、閉館ぎりぎりまでほじくっている人もいます。

この化石掘り体験は、11日(日)まで。

今週中にぜひお立ち寄りください。

理科ハウス 山浦安曇

 古生物学の倉持先生が理科ハウスに! みんな質問ぜめ。

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2010年3月30日 (火) (NO.199)

ヤゴの調査

今日は、名越谷戸調査会のメンバーが、水生生物の同定作業のため理科ハウスに立ち寄ってくれました。

名越は逗子市で唯一残った谷戸で、市民団体によって生物多様性を目指した保全活動が行われています。

その場にいた来館者といっしょに、急きょ同定作業がはじまりました!

調査会のメンバー(大学生を含む)がヤゴの見分け方を丁寧に教えてくれます。

虫好き少年も、「すげえ!えらやあご、こんな細かいところを見ないとわからないのか!」とびっくり。

フタスジモンカゲロウ、ナミカゲロウ、オニヤンマ、クロスジギンヤンマ、ミルンヤンマ、ヤマサナエなど。

本格的な調査とはどういうものかを知る機会にもなりました。

理科ハウスでは、地域の自然保全のために、このような活動を支援しています。

調査会の同定作業は月1回のペースで行われています。

今度はいつ来てくれるかな、楽しみですね。

理科ハウス 山浦安曇

 

   検索表の見方を教えてくれるD調査員 みんな興味深々

 

   「えらの形はこうなっているんだよ」とイラストを描いて説明するS調査員  

 

  ヤゴは同定後、いた場所に返します

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2010年3月28日 (日) (NO.198)

出会いと別れ

いつもよく理科ハウスを利用してくださっているMさん一家。

今日は家族全員で訪ねてくださいました。

いつもの日曜日に比べると来館者も少なかったのでゆっくりお話することができました。

帰り際、「実は・・・」と打ち明けてくださったのは、お父さんの仕事の関係で新潟県に引越するとのことでした。

とても寂しいです。

最後に訪ねてくださってありがとうございました。

再会できる日を楽しみにしています。

理科ハウスにも別れと出会いの季節が訪れています。

桜が満開になるのはもう少し先になりそうです。

理科ハウス 森裕美子


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2010年3月21日 (日) (NO.197)

時空を超えて─「空から地面をながめてみると」サイエンスカフェ

部屋一面に貼られた三浦半島の航空(パラグライダー)写真。

46億年の地球の歴史年表。

テーブルの上に置かれたさまざまな三浦半島の石や砂。

わくわくするような空間の中で、カニエ先生&ユキ先生のサイエンスカフェが始まりました。

地質学者といえば、かなづちを持って、ひたすら下を見て崖をコツコツたたいているイメージがありますね。

ところが、カニエ先生の話は地面を離れて、トビのようにどんどんと上にあがっていきます。

わたしたちもそれにつられて上空へ。

海の底に広がる白い筋が、活断層だとは! ほんとうにびっくりです。大丈夫か、三浦半島!

ヒトの一生という時間軸ではとうていはかりきれない地球の歴史。

それをヒトがどうやって調べるのか。

その証拠になる石や化石が、意外と私たちの身近にあることも教えてくださいました。

特別お持ちいただいた偏光顕微鏡で石を見たり、ためいきがでるくらい美しい地質模型を見たり、

参加者には初めての体験がもりだくさん。

「石はどうやってできるの?」

「三浦半島ははじめからこういう形なの?」

子どもたちからはするどい質問もでました。

この日は、生物学者、天文研究家、博物館関係者、学校の先生などもご参加くださり、

それぞれの立場からのお話も伺うことができました。

なんとぜいたくな場なんでしょう!

理科ハウス 山浦安曇

 

  パラグライダー写真・・・トビになった気分で地面を見る

  地層模型 ケント紙を1枚1枚カットして重ねてある まさに芸術品!

  偏光顕微鏡をのぞいてみる 「すごーい! きれい!」

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2010年3月20日 (土) (NO.196)

科学読み物シンポジウム レポート

「科学読み物シンポジウム ~理科読をはじめよう~」の報告です。

本が売れないという出版社、理科の本をどうやって読んでもらうかといろいろな手を打つ図書館の人達、

理科の調べ学習に悩む教師達、科学館で本を活用したい私。

どれも自分の仕事に関連しての悩みです。

「そうじゃないよ!科学の本ってほんとにおもしろいんだよ!って読んだ人が友人や家族に伝えようよ!」

と科学読物研究会のメンバーが感想を述べていました。

ほんとにそうです。

どうやったらおもしろいってうまく伝えられるのか、そこんとこを考えましょう。

いいアイデアがあったらぜひ理科ハウスまでご一報ください。

森裕美子

  

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2010年3月19日 (金) (NO.195)

科学読み物シンポジウムに参加します

春を感じられる暖かい日がやってくるようになりました。

春分の日ももうすぐですね。

明日、東京大学駒場校舎内で「第4回 科学読み物シンポジウム ~理科読をはじめよう~」が行なわれます。

池内了さん(総合研究大学院大学教授)や河西由美子さん(玉川大学准教授)など錚々たるメンバーがお話されるのですが、

なぜか私もお話することになってしまいました。

そんなわけで明日は理科ハウスはお休みです。

理科ハウスではどんな人がどんなふうに本を楽しんでいるか、お伝えしてきたいと思います。

けれども、いつも私が話すと最後には理科ハウスの宣伝になってしまうのです!

あちゃー!

森裕美子

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2010年3月16日 (火) (NO.194)

有孔虫をさがそう!

先月、上野の国立科学博物館で行なわれていた企画展「深海探査と微化石の世界」を見に行ってきました。

とても美しい有孔虫、珪藻、放散虫などの微生物にすっかり魅了されてしまいまた。

実は逗子海岸の砂の中から有孔虫の殻を見つけることができます。

大きさは0.1㎜ほどなので肉眼で探すことは難しいですが、20倍~30倍の顕微鏡があれば見つけることができます。

理科ハウスでは生きた有孔虫もいっしょに展示していますのでぜひ見に来てください。

森裕美子

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2010年3月7日 (日) (NO.193)

化石掘りに夢中

しばらくのお休みで、みなさん来てくれるかな・・・とちょっぴり心配していましたが、

午後からぞくぞくと来館者あり。あっというまに理科ハウスはいっぱいになりました。

理科ハウスに笑い声がもどってきました!

なんといっても人気だったのが、「化石クリーニング体験」です。

おもしろいように化石を掘りだすことができます。

化石掘りはやみつきになりますよ。

みなさんも500万年前の旅にでかけませんか。

      ひたすらほじほじほじ。。。大きいのが掘れたら即自慢!

パソコン解体ショー

先日、2月24日に池子小学校で授業をしたときに使ったパソコンの中身の展示。

意外なことに、この展示に興味を示す子が少なくないのです。

「きれい!」という子もいますし、「これはなに?」とパーツを触る子もいます。

今日はパソコンの中身に詳しいお父さんたちが、ひとつひとつしくみについて説明してくれました。

さらに、ご自分の使わなくなったノートパソコンを持ってきてくださり、

解体ショーをしてくださったのです。

これにはこどもたちも大喜び。

こんなふうに、いらした方に「先生」になっていただくことは理科ハウスではよくあること。

大人も子どももいっしょに、たまたまその場にいた人たちもいっしょに!

サイエンスって、人と人をつなげることができるんですね。

その他、ユーストリームで理科ハウスを実況中継していただいたりと、

今日はいろいろな楽しいことがあり、書ききれません。

理科ハウス  山浦安曇

父 「これがマザーボードだよ」  息子「ファザーボードはないの?」 

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2010年3月6日 (土) (NO.192)

地球の歴史にタイムスリップ

長らくお待たせいたしました。

明日より、リニューアルオープンいたします!

今度のテーマは「三浦半島の歴史」。

私たちが今立っている地面は、どのようにつくられたのか、さまざまな視点から探ります。

石や化石はもちろんですが、今回のメイン展示は、なんと空からみた地面の写真です。

三浦半島活断層調査会のご協力により、貴重な資料をお借りすることができまました。

人間の視線からはけっして見ることのできない景色をとくとごらんください。

自分のうちがどこにあるか探しながら見ると楽しいですよ。

そのほかにも、春を感じることができるコーナーを作りました。

ぜひ遊びにいらしてくださいね。

理科ハウス  山浦安曇

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2010年2月24日 (水) (NO.191)

体育館でダイナミックにビリビリ実験

今日は池子小学校6年生のみんなといっしょに電気を作る実験をしました。

・40人で手をつなぎ、電気のビリッを同時に体験する

・長いコードを長なわとびのように回すだけで電気が作れるか?

・コンデンサーに電気をためて車を定位置に止める競争

どれも体育館のような広い場所がないとできません。

授業のあとにかけよって話しかけてくれて、とてもうれしかったです。

もっとおしゃべりしたかったね。(次の時間は給食だったからね)

もう卒業まじかだけど、中学生になっても理科ハウスに遊びに来てください。待ってるよ!

理科ハウス  森裕美子

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2010年2月17日 (水) (NO.190)

寄付、ありがとうございます

お知らせです!

次の土曜日20日に逗子文化プラザホールにて大学生による寄席が催されます。

主催は逗子ロータリークラブです。

この催しはチャリティーで行なわれ、その収益の一部を理科ハウスに寄付してくださることになりました。

地域の方が理科ハウスの存在を見ていてくださっていることを知って本当に感激しています。

お時間のある方はぜひお出かけください。

なお、チャリティーになっているのは午後1時30分開演で入場料はひとり1000円です。

チラシは理科ハウスにもあります。

理科ハウス  森裕美子

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2010年2月17日 (水) (NO.189)

うつくしいかたち

先日の「科学漫才」に参加した方がまた理科ハウスによってくださって、

「いやー、おもしろかったですね!」と話が盛り上がっています。

科学で大笑いできるなんて、最高ですよね。

さて、プラネタリウムドームを片づけ、展示をがらりと入れ替えました。

「リサージュ図形を描こう!」です。

ペットボトルに穴をあけ、砂を入れて上からぶらさげます。

ペットボトルをゆらすと、なんと美しい砂絵が!

しばし時間を忘れて、見つめてしまいます。ぜひやりにきてください。

理科ハウス  山浦安曇

一円玉を水に浮かべる実験。だれがたくさん浮かべられるかな?

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2010年2月7日 (日) (NO.188)

科学漫才、最高!

今日の理科ハウスは爆笑の渦に包まれました。

語るのは、科学家楽狂(かがくやらっきょ)さんこと村田直之さん。

師匠、もっとやって!

ライブはええな、ほんまに。

しゃべくり、めちゃうま!

次々と出てくる科学マジックに、みんなだまされちゃいましたね。

ちゃんとタネあかしをしてもらって、やり方まで教えてもらいました。

かたーい感じのする科学が、こんなに柔らかくなるんやで。

理科ハウス  森裕美子

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2010年2月5日 (金) (NO.187)

ドーム解体

とうとうドームを壊す日がやってきました。

最後にもう一度中に入り、真ん中に座ってみました。

これまでプラネを見てくださった方たちの歓声が聞こえてきそうです。

思わずこぼれそうな涙を押しもどし、解体作業に入りました。

組み立てたときとまったく逆の手順で壊していきます。

あまり意味のない画像ですが、ごらんください。

1.まず、黒いシートをはがします。びりびり。

2.1段目の側面をはずします。べりべり。

3.吊り下げていた天井部をゆっくりおろします。そろそろ、どすん!画面には出てきませんが、ヤマウラも一生懸命働いています。

4.パネルをばらばらにしていきます。ふうふう。

5.もとにもどりました。がらーん。明日から、ここに共振ブランコをぶらさげます。

理科ハウス  山浦安曇

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2010年2月4日 (木) (NO.186)

さよならプラネタリウム

今日でプラネタリウムは終了です。

見にきてくださったみなさん、ありがとうございました。

何度も見ているうちにすっかり星の名前を覚えてしまった子どもたち。

「この星はなあに?」

「ベテルギウス!」

「じゃあ、これは?」

「リゲル!」

といった具合です。

ドームの中に入っていると別世界。

浮世のことも、もやもやも忘れてしまいます。

とても好評だったので、来年もまたプラネタリウムをやりたいと思います。

今回見ることができなかった方は次のチャンスにぜひいらしてください。

お待ちしています。

理科ハウス  森裕美子

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2010年1月27日 (水) (NO.185)

星のおねえさん、あらわる!

今日のプラネタリウムにきてくださった人はものすごくラッキー!

なんと、プラネタリウムプランナーの河合準子さんが理科ハウスに立ち寄ってくださったのです。

こんな機会はめったにないと思い、河合さんにプラネの解説をお願いしました。

さすがプロの解説!

透き通った声がドームいっぱいに広がり、宇宙に飛び出した気分に。

同じ星空でも、解説者が変わると、また違う世界が見えてくるんですね。

星見の楽しみ方が何倍にも増えました。

プラネタリムもあと残すところ4日のみ。

後半になるに従って、来館者がぞくぞくと増えています。

ちなみに本日のドームは満員御礼状態。

人数が集まれば時間外でもやりますので、声をかけてくださいな。

理科ハウス  山浦安曇

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2010年1月24日 (日) (NO.184)

FM横浜で紹介されます!

1月11日の神奈川新聞で、理科ハウスのプラネタリウムが紹介されました。

「記事を読みましたよ~」と来館する方もいらっしゃいます。

そして、25日(月)、FM横浜の「ザ・ブリーズ」という番組の中でも紹介されます。

時間は11時10分から。

どんな放送になるか楽しみ。

お時間ありましたら、聞いてみてくださいね。

プラネタリウムも来週で終わり。

まだ体験していらっしゃらない方、お待ちしています。

理科ハウス 森裕美子 山浦安曇

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2010年1月21日 (木) (NO.183)

人気科学よみものランキング

今年は国民読書年です。

理科ハウスでは図書の本を貸りることができます。

今までに貸し出した本の数は600冊以上になっています。

図書貸し出しカードを見ると、どんな本が人気なのかよくわかります。

今年はみなさんが好きな科学読み物の人気投票をやろうかなと思っています。

おもしろい本を見つけたら教えてくださいね。

理科ハウス 森裕美子

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2010年1月17日 (日) (NO.182)

プラネタリウムが巨大カメラに!

カメラってどういうしくみになっているんでしょう。

理科ハウスでは、プラネタリウムのドームを巨大カメラにしてしまいました!

中にはいると、なんと外の景色がスクリーンに大きく映っています。

しくみは簡単、ドームに小さな穴があけただけ。

わかってはいても、これだけはっきり映るとびっくりですよ。

ミクロの人間になって、カメラの中に入ったみたい。

さらに、ドームと外を20メートルのホースでつなぎ、外と中とで会話ができるようにしました。

これもまた不思議なんだなあ。

さらに、色つき影絵をしたり、3D映像体験をしたり、静電気実験をしたり、

暗い環境を利用して普段はできない実験をダイナミックにやっています。

感動することまちがいなし。

これもまた2月4日までですから、お早めにね!

理科ハウス 山浦安曇

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2010年1月14日 (木) (NO.181)

長生きしててよかった!

一般の方が生きている間にプラネタリウムに行く回数ってどのぐらいでしょう。

私の場合、小さいころに行った渋谷の五島プラネタリウムと横浜子ども科学館(現はまぎん子ども宇宙科学館)ぐらい。

(もちろん今回の企画のために何箇所か視察しましたが。。。)

小学生なら1回程度。大人なら2回程度(子どもと一緒にというパターン)ではないでしょうか。

「プラネタリウムに行ったことがある人!」と聞くと、たいてい1回という回答が多いようです。

なかには行ったことがないという人もいますので、理科ハウスのプラネタリウムが初体験となるわけですね。緊張するなあ。

今日は、近所のおばあちゃんがお孫さんとプラネを見にきてくれました。

ドームの中で、みんなで寝っころがり、星を目で追いかけました。

そのおばあちゃんがドームから出てきてひとこと。

「プラネタリウムなんて、むかし行ったっきり」 「長生きしててよかったよ」

なんてうれしい感想!

プラネは実際の星空ではないけれど、宇宙気分をみんなで共有できる特別な場所。

そんな機会を提供できたことをうれしく思います。

プラネタリウムもあと数回となりました。

まだ入っていない方、お早めにおこしください。

理科ハウス 山浦安曇

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2010年1月10日 (日) (NO.180)

ミスタープラネタリウムがやってきた!

今日は小さなドームが熱気でいっぱいやったで。

大阪市立科学館の渡部さんが星空解説してくれたんや。

「シリウスがホームベースとしたら空に野球場ができてんねんで」

「オリオンのウエストはキュッっとなってんねん」

ときどき携帯電話のライトをつけてな、

「二本の指で太陽を作ってみよか。これくらいの大きさとしたらベテルギウスはこのドームよりももっともっと大きいんやで!」

ひぇー! 爆発しそうやねんて! いつかわからんけど。

みんなきっとシリウスとベテルギウスはおぼえてしもたやろな。

星空の説明は30分では足らんかったな。

もっともっと聞きたかったな。

渡部さんは大阪に帰ってしもたけど、またいっしょに同じ星をみんなでみまひョ。

理科ハウス 森裕美子

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2010年1月6日 (木) (NO.179)

野口さーん!

夕方5時過ぎ、国際宇宙ステーションが飛んでいるのを見ようと外にでました。

ちょうど来館していた人たちも帰るところだったので、いっしょに見ることができました。

南西の空に現れたISS(国際宇宙ステーション)が、太陽の光に照らされてきれいに輝いて飛んでいきます。

あっという間に東の雲の中に消えてしまいましたが、3分間ほどの天体ショーを楽しみました。

ステーションにいる野口さんに向かって手を振ったんだけど見えたかな?

プラムタリウムもいいけどやっぱり生はいいなあ!

理科ハウス 森裕美子

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2010年1月1日 (金) (NO.178)

迎春

新年あけましておめでとうございます。

ここ逗子はさわやかな朝を迎えています。

昨日は月食も見ることができました。

月の光を浴びて、エネルギー満タンです!

今年もみなさんがびっくりどっきり感動するひとときを創出していきたいと思っています。

今年もよろしくお願いいたします。

理科ハウス 森裕美子 山浦安曇

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